人間国宝：中村勇二郎（なかむらゆうじろう）宇治平等院梵鐘文江戸小紋

この商品について

中村勇二郎（なかむらゆうじろう）
類まれなる芸術的感覚と、極限まで極められた精緻な手業。自ら三千本もの彫刻刀を作り出しそれを自在に扱い、型紙に極小の宇宙を表現した。
こちらのお着物は、技を極めた匠の最後の名作、不滅の名作と言われております。モチーフは、宇治の平等院にある日本三名鐘に数えられる国宝の梵鐘。
天人像、獅子、龍、鳳凰、飛天、宝相華文等を鋳出した優美で、品格漂う藤原時代を代表する作品です。生地は、程よいしぼの高級浜縮緬。
1902年　三重県鈴鹿市に生まれる。
1918年　白子町立乙種工業学校の卒業と同時に父兼松から15年間型紙彫刻を学ぶ。
1950年　白子町染型紙彫刻組合の副組合長に就任。
1954年　同組合の会長に就任。
1955年　重要無形文化財「伊勢型紙道具彫」の保持者に認定、労働大臣より感謝状を受ける。
1963年　鈴鹿市の伊勢型紙継承者養成事業の講師に就任。
1972年　勲五等瑞宝章を受章。。
1985年　逝去。享年83歳。