香取秀真 仏具(三具足、金銅供物器 二面、金銅飲食具 二対、金銅三具足)
参考買取価格 | 200,000円 |
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種類 | 仏像・仏教美術:仏具 |
この商品について
香取秀真(かとりほつま)は学問としての金工史を確立し、日本における美術の工芸家として初の文化勲章を受章しました。古代鋳金の研究を進め、「日本金工史」「金工史談」「茶の湯釜」など優れた学術著作を残されております。正岡子規門下の歌人としても知られ、根岸短歌会に参加し、アララギ派の歌人として「秀真歌集」や「天之真榊」の歌集があります。東京美術学校(現在の東京芸術大学)教授、芸術院会員。帝室博物館(現在の東京国立博物館)技芸員を歴任。金工の人間国宝である香取正彦は長男であります。
お売りいただいたお品は、三具足、金銅供物器 二面、金銅飲食具 二対、金銅三具足。三具足とは仏具の呼称の一つで、香炉・燭台・花立 各一つずつで一組となる仏具をいいます。供物器、三具足はいずれも底に「秀真」の印あり。飲食具に銘はありませんが、こちらも間違いなく香取秀真の作品であります。全てに共箱あり。
香取秀真(かとりほつま)1874~1954
本名、秀治郎。別号に六斎、梅花亭。
1874年 千葉県印旛郡船穂村に生まれる。
1891年 東京美術学校(現在の東京藝術大学)に首席で合格、鋳金科へ進む。鋳金家大島如雲に、東美校では岡崎雪声に学ぶ。
1896年 卒業。卒業制作は『上古婦人立像』。
1898年 「日本美術協会展」で「獅子置物」が褒状1等となる。
1900年 パリ万国博覧会で銀賞碑を受けるなど国際的に活躍。
1908年 同志と鋳金会を創立。
1914年 東京鋳金会を発展させた青壺会を津田信夫らと結成する。
1929年 国宝保存会委員
1933年 東京美術学校教授となり、学問として母校で「鋳金史」「彫金史」などを講義、多くの後進を育てた。
1934年 帝室技芸員となる。
1953年 功績を認められ文化勲章を叙勲される。文化功労者としても顕彰。
1954年 1月31日死去。80歳。
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