仏像は仏様の姿を彫刻や絵画で表現したものです。仏像の種類について、大きく5つに分けることができます。
- 如来
- 菩薩
- 明王
- 天部
- その他の諸尊
5つに分けられますが、釈迦如来、阿弥陀如来とさまざまな仏像が作られています。
●「如来」
- 釈迦如来
- 阿弥陀如来
- 薬師如来
- 毘盧遮那仏
- 大日如来
- 他、多数の如来
東南アジアでは、釈迦如来の仏像がよく見受けられます。仏教の開祖、仏陀としても知られているでしょう。奈良の東大寺にある日本一巨大な大仏も一般的に有名です。あの仏像は毘盧遮那仏です。また、如来と同じく、菩薩像もよく作られている仏像です。
●「菩薩」
- 地蔵菩薩
- 弥勒菩薩
- 文殊菩薩
- 観音菩薩
- 千手観音
- 勢至菩薩
- 普賢菩薩他、多数の菩薩
菩薩は「さとりを求める者」を意味します。仏陀を目標とし、修業をしている修行者です。
●「明王」
- 不動明王
- 降三世明王
- 軍荼利明王
- 孔雀明王
- 金剛夜叉明王
- 愛染明王
他、多数の明王
明王は他の仏様と異なる特徴的があります。明王の特徴として、武器を持つ、複数の目や手、岩や動物などに座っている形式が多いです。如来の教えに従わない人間、生き物を調伏したり救うことが明王の役割です。如来や菩薩像は柔らかな表情ですが、明王はその役割のため怒りを感じさせる表情となっています。
●「天部」
- 弁財天
- 大黒天
- 毘沙門天
- 吉祥天
- 帝釈天
- 摩利支天
- 歓喜天
- 梵天
- 四天王
- 金剛力士他、多数の天部
天部は仏教において天界に住むとされている存在です。古代インドの神々がルーツであり、数も非常に多いです。また、仏法における守護神や福徳神とされています。
主にこの4種類の仏様に分けられますが、それ以外にもあります。かまどの神様として知られる三宝荒神、閻魔大王、役行者や鑑真、空海や最澄など、歴史上、仏教に関連した人物も仏像になっています。仏像の種類は非常に多いと言えるでしょう。